- 不動産投資お役立ちコラム一覧
- No.25 不動産投資の閑散期・繁忙期
column
ビギナー
No.25 不動産投資の閑散期・繁忙期
2020.04.08 | by select
不動産投資にも、閑散期と繁忙期があります。
基本的には、賃貸需要が多い時期が繁忙期、需要が少ない時期が閑散期です。
閑散期と繁忙期を知らなければ、効果的な入居者募集活動ができず、空室が続くことになります。
ここでは、不動産投資の閑散期と繁忙期について見ていきましょう。
不動産投資の閑散期
不動産投資の閑散期は、4月~8月になります。
3月までに、4月の新生活スタートへ向けて賃貸需要が高まり、一段落するためです。
この時期は就職や転職、転勤や受験など、引っ越しの動機が少ないため、
賃貸需要がほとんど見込めません。
不動産会社のお客様自体が少ないため、業者へのアプローチをしたり、
広告費をかけても、入居者を確保することは難しい時期です。
そのため、繁忙期にいかに入居者を確保して、閑散期を満室で迎えるかが重要になります。
閑散期に入居者を確保したい場合は、以下のような対策を試みるといいでしょう。
- 家賃を下げる
- 敷金や礼金などの条件を変更する
- フリーレントにする
- 業者へのPR活動を強化する
- 設備投資をする
入居者募集と閑散期が重なりそうな場合は、早めに対策を施すようにしましょう。
不動産投資の繁忙期
不動産投資の繁忙期は、1月~3月になります。
なぜなら、以下3つの理由から、この時期が1年の中で最も賃貸需要が高いためです。
- 大学や短大、専門学校への入学に伴う新生活
- 就職・転職に伴う新生活
- 異動に伴う新生活
大学を卒業して、新生活を始める学生だけでも約40万人と言われており、
4月からの新生活に向けて、多くの人が不動産会社を訪ね、部屋を探します。
この時期になると、不動産会社にはひっきりなしにお客様が集まり、
キャンセル待ち住戸もたくさん出ます。
不動産オーナーとしては、この繁忙期に、いかに入居者を確保できるかが重要です。
繁忙期を過ぎてしまうと、どれだけ広告費をかけても、
入居者確保は一気に難しくなってしまいます。
繁忙期に間に合うように、修繕やリフォーム、広告、不動産会社へのアプローチなどを
済ませておくことがポイントです。
もし、次の繁忙期を狙うのであれば、転勤者や推薦入試合格者の需要が高い
9月~12月が第2の繁忙期になります。
まとめ
ここでは、不動産投資の閑散期や繁忙期について紹介しました。
不動産投資の閑散期は4月~8月、繁忙期は1月~3月です。
繁忙期は比較的簡単に入居者を確保できますが、閑散期はなかなか難しいものがあります。
繁忙期と閑散期のスケジュールを把握し、効果的な入居者募集をしていきましょう。