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No.21 入居者様募集のコツ
2020.02.08 | by select
これから初めて不動産物件の運営をするときに最も重要な大家としての知識は、
どうやって入居者様を募集するかです。
一般的には不動産会社と協力して入居者様の募集をしますが、
様々な入居条件を決めるのは、大家であるあなたです。
そこで入居者様募集の最低限の知識として、3つのポイントをお伝えします。
周辺の家賃相場をしっかりと調べる
まず家賃をどのように設定するかですが、そのためには周辺の同じような条件の競合物件が
どういった家賃設定をしているかを調べましょう。
SUUMOやアットホームといった不動産情報サイトがあるので、そういったサイトを利用して、
自分の物件と同じ駅・同じ面積・同じ築年数などの物件を検索します。
そこで出た物件の家賃と同じくらいの家賃を設定しましょう。
家賃が相場からかけ離れていると、高ければ入居が決まりませんし、
安すぎると、収益率が低下します。
敷金や礼金などの条件を設定する
家賃だけではなく、入居者様の募集に関しては
敷金や礼金などの条件を設定する必要があります。
敷金は入居者様が退去される際のクリーニングや原状回復などに使われる費用です。
もしくは家賃が支払えなかった時にそこから家賃を回収します。
敷金をしっかり設定しておかないと、退去時に部屋が汚れていても
そのクリーニング代を自分が負担しなければいけません。
礼金は、大家の収入になるお金です。
礼金を設定できたらそのぶん収入が増えますが、最近は設定しない物件も増えています。
礼金があるとなかなか入居が決まらないこともあるのです。
初期費用をできるだけ下げてあげる
入居を決まりやすくするためには、契約に関するハードルをどうやって下げるかがポイントです。
一般的な初期費用は
- ・仲介手数料1ヶ月
- ・敷金1ヶ月
- ・礼金1ヶ月
- ・前家賃1ヶ月
さらにそこに引っ越し代も掛かります。
その結果、家賃の4~6ヶ月分ぐらいになってしまいます。
家賃6万円の部屋でも初期費用でいえば30万円程度かかってくるので、
なかなか学生や若者が用意できる金額ではありません。
そこで礼金はカット、仲介手数料も不動産会社と相談して0.5ヶ月にする、
敷金は入居時ではなく、退去時にクリーニング費用の実費を請求するなどの内容に
変えることを検討してみましょう。
そうすれば初期費用が10万円程度で済むようになり、
まとまったお金を用意できない人でも契約を結びやすくなります。
ただしあまり収入の少ない人と契約してしまうと、
家賃が毎月きちんと支払われないリスクもあります。
連帯保証人や保証会社の利用も、同時に検討しておきましょう。