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No.5 不動産投資のリスクその2~自然災害~
2019.11.24 | by select
資産価値や家賃下落に関するリスクは、収益性に直接影響するリスクと言えます。
不動産投資を行う上では、収益性へのリスクだけではなく、自然災害によるリスクなども意識しておかなければいけません。
地震リスク
不動産投資を行う上で最も意識しなければいけない自然災害リスクは、地震リスクです。日本は他に例を見ないほどの地震大国であり、21世紀に入り2度の大震災が発生しています。
一度地震が起これば、建物が崩壊し収入がゼロになってしまう恐れもあるのです。そのリスクを少しでも回避する為には地震保険に入っておく必要がありますが、地震保険だけでは建物が全壊した場合の保証が全額支給されるわけではありません。
さらに地震で建物が倒壊した場合、自宅は自治体から見舞金が支給されますが、賃貸用物件に関しては見舞金は支給されません。
地震リスクに対応するには、地震保険に入るだけではなく耐震工事なども行っておきましょう。
水災リスク
次に意識しなければいけないのが水災のリスクです。
台風や大雨による被害は、建物に致命的な損害を発生させる可能性があります。
2018年にも関西地方や中国地方に大雨、そして台風が襲来し多くの建物に甚大な被害を及ぼしました。大雨による浸水は、建物の躯体に大きなダメージを与えます。洪水も土砂災害、浸水などさまざまな被害をもたらします。
大雨や台風洪水のリスクを避けるためには、比較的台風が来ないエリアに物件を購入する、洪水の被害が及ばない場所に物件を購入する、火災保険のオプションの水害保険などの保険に入っておく必要があるでしょう。
降雪リスク
北国特有のリスクとして、降雪リスクもあります。
北海道や東北地方の日本海側など、非常に降雪が多いエリアでは、雪かきをしないと建物の屋根の上に雪が積もってしまいます。
その結果、建物が崩壊する危険性があります。
そのため雪国で賃貸物件を運営する時には、降雪対策をどうするかが非常に重要になってきます。
また、それほど降雪が多くないエリアでも、異常気象で大量の降雪があった場合、普段降雪対策をしてないだけに、建物が甚大な損害を被る可能性もあるのです。
雪国で賃貸物件を運営する場合は、降雪リスクをある程度想定しているので、ランニングコストが高くなる程度の被害で抑えられます。
しかし、中国地方や九州地方の日本海側で数年に一度の大雪が降ると、降雪対策をしていないため、想定外の被害が発生することもあるのです。
自然災害の発生リスクに備えるためには、手厚い災害保険に入っておきましょう。