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No.37 日本政策金融公庫は不動産投資の融資にも使えるのか?
2020.10.08 | by select
「住宅ローンのように、不動産投資でも日本政策金融公庫は使える?」と、
疑問に思っている方は多いようです。
日本政策金融公庫の融資は、銀行ローンにはないメリットが多数あるため、
利用を希望する人は少なくありません。
しかし、日本政策金融公庫の特徴や条件、メリット・デメリットを知らないと、
利用できない可能性があるため注意が必要です。
ここでは、日本政策金融公庫の融資について紹介します。
不動産投資でも使える日本政策金融公庫「不動産賃貸事業」
日本政策金融公庫とは、政府が100%出資している金融機関で、
国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫の3つが合併して誕生しました。
金利が低く、保証人が不要などの理由から、住宅ローンや事業用ローンでも人気があります。
不動産投資では「不動産賃貸事業」として融資を受けることが可能です。
ただし、不動産賃貸事業として融資を受けるには、
以下の条件を満たしておく必要があります。
●個人・法人問わず 不動産賃貸事業であること
●担保の物件がある
●公共料金等に未払い・滞納がない
このような条件をクリアし、審査を通過すれば、好条件で融資を受けることが可能です。
しかし、日本政策金融公庫では、原則投資目的での融資は行っておらず、
事業目的でないといけないことを覚えておきましょう。
日本政策金融公庫を利用するメリット・デメリット
ここでは、日本政策金融公庫を利用するメリット・デメリットについて見ていきましょう。
どのようなメリット・デメリットがあるのか把握することで、
銀行ローンとも比較がしやすくなります。
以下は、主なメリット・デメリットです。
●メリット1.低金利でローンを組める
日本政策金融公庫のメリットなのが、低金利でローンを組めることです。
担保物件の評価額や個人の属性によっては1%に満たない金利で
融資を受けることが出来ることもあります。
●メリット2.全期間固定金利
日本政策金融公庫は全期間固定金利となるため、
返済計画が立てやすく、金利上昇リスクがありません。
●メリット3.団体信用生命保険にも加入できる
団体信用生命保険にも加入できるため、
ローン契約者に万が一のことが起きた場合は、保険金でローン残債を支払うことができます。
残された家族も安心です。
●メリット4.繰り上げ返済手数料が不要
繰り上げ返済手数料が不要なため、コストをかけることなく、
繰り上げ返済をすることができます。
●デメリット1.借入期間が短い
日本政策金融公庫の借入期間は、審査の上、決まりますが10年または15年となります。
借入期間が短いため、毎月の返済額は高くなります。
●デメリット2.融資限度額が低い
日本政策金融公庫の融資限度額は4,800万となっております。
女性や若者、高齢者であれば上限額は7,200万となりますが、
その額を超える融資を受けることは難しく、
大型の物件を購入する場合には使いづらいということになります。
日本政策金融公庫の融資には、このようなメリット・デメリットがあります。
まとめ
ここでは、日本政策金融公庫の融資について紹介しました。
事業目的であれば日本政策金融公庫を利用することが可能です。
低金利で繰り上げ返済手数料無料など、非常に魅力的な内容になっています。
また全国の各都道府県に支店があり、アクセスしやすい点もメリットです。
これから不動産投資を始める方はぜひ検討してみましょう。