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No.11 不動産投資のレバレッジ効果とは
2019.12.05 | by select
不動産投資の大きな特徴の一つに、レバレッジをかけた投資ができる点があります。
では不動産投資のレバレッジ効果とはどのようなものなのかを、具体的に見ていきましょう。
投資におけるレバレッジとは
レバレッジとは”てこ”という意味を持っています。
てこの原理とは、小さな力で重いものを動かすことができることを指します。
投資におけるレバレッジとは、
小さな資金で資金以上の利益を出せる投資手法のことを指すのです。
不動産投資は、わずかな自己資金で大きな利益を出すことができるため、
レバレッジ効果があると言われるのです。
投資におけるレバレッジと言うと、
外国為替証拠金取引(FX)を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
FXは自己資金を証拠金として、その金額の
5倍や10倍などの通貨を取引することができます。
そのため1万円の自己資金に5倍のレバレッジをかければ、
5万円を持っているのと同等の利益および損失が発生するのです。
そのためFX投資は、ハイリスクハイリターンと言われます。
不動産投資におけるレバレッジ効果
不動産投資は、金融機関から融資が受けられる数少ない投資手法です。
FX投資は自己資金を証拠金としてレバレッジをかけることができるのですが、
不動産投資においては購入する物件そのものが担保となり、
少ない自己資金でも多額の融資を受けることができるのです。
例えば人口が増加しているエリアにある東京都心の入居率の高い単身者向けマンションは、
リスクが低いので金融機関からの融資も受けやすく、
自己資金がわずかでも、購入資金の大半を融資してくれることもあります。
極端な例でいえば、自己資金がわずか10万円しかなくても、
資産価値が下落しにくいマンション物件なら、
2,000万円以上の金額を融資してくれるケースもあるのです。
この場合のレバレッジは、投入した自己資金に対しどの程度の利益が発生するのかを示します。
例えば自己資金10万円で、年間の家賃収入が50万円になれば、
投入した資金の5倍の利益が得られたことになるのです。
その利益からローンを返済して、最終的な収支が20万円になったとしても
投入した資金の2倍の利益が得られたことになり、200%の利益率だと考えられます。
このように、不動産投資は信用性の高い担保になる物件を購入することで、
大きなレバレッジ効果を得ることが出来ます。
不動産投資を安全に行っていくためには、
できるだけ自己資金を投入した方がいいのですが、
収益性や資産価値が安定している物件であれば、あえて自己資金を投入せず、
物件を次々と購入することで、利益を拡大していくという選択肢もあります。